(2008年3月17日更新)
平成18年度普通会計バランスシートを作成しました
はじめに
伊万里市では、平成12年度の決算から地方自治法に定められている歳入歳出決算に加え、市民に対し財政状況をよりわかりやすく提供するために、バランスシートを作成し公表しています。
作成の基本的前提
- 対象会計範囲
普通会計(一般会計と市営駐車場特別会計)を対象としています。
- バランスシート作成の基準日
会計年度の最終日(平成19年3月31日)を基準日としています。
- 出納整理期間
出納整理期間(4月1日~5月31日)における出納については、バランスシート作成の基準日までに終了したものとして処理しています。
- 基礎数値
電算処理化された昭和44年度以降の決算統計データを基礎数値として用いています。
伊万里市普通会計バランスシート

用語解説
有形固定資産
昭和44年以降に支出した普通建設事業費(道路,建物等の建設事業に要した経費とこれに係る用地費など)を積み上げて計上しています。土地を除く資産は、使途別に設定した耐用年数に基づき、その期間が経過すると価値がなくなるように設定しています。
投資等
外郭団体などへの投資及び出資金、使い道が限定されている特定目的基金などの年度末残高を計上しています。
流動資産
流動性の高い(1年以内に現金化可能な)財政調整基金、減債基金等の年度末残高を計上しています。地方税や使用料などの滞納分は、未収金として計上しています。
負債
負債は、固定負債と流動負債に区別され、翌年度1年以内に支払わなければならないものを流動負債といい、それ以外のものを固定負債といいます。翌年度支払元金を除いた地方債残高や市職員がすべて当年度末に普通退職したものとして計算した職員の退職給与引当金を計上しています。
正味資産
有形固定資産の財源としての国・県支出金の累計額を計上しています。ただし、有形固定資産の減価償却に応じて同じ割合で減価償却しています。一般財源などは、資産合計-(負債合計+国・県支出金)で計算しています。
市民一人当たりの金額
それぞれ算出した金額を平成19年3月31日現在の伊万里市の住民基本台帳人口である58,670人で割り戻して計算しています。
財務分析
1 社会資本形成の世代間負担比率
社会資本の整備の結果を示す有形固定資産のうち、正味資産による整備の割合を見ることによって、これまでの世代によって既に負担された分の割合を見ることができます。また、負債に着目すれば、将来返済しなければならない分の割合を見ることができます。
正味資産合計
---------------- = (これまでの世代による)社会資本の負担比率(%) ⇒ 71%
有形固定資産合計
負債合計
---------------- = (後世代による)社会資本の負担比率(%) ⇒ 44%
有形固定資産合計
2 予算額対資産比率
歳入総額に対する資産の比率を計算することにより、ストックである資産の形成に何年分の歳入が充当されたかを見ることができます。
資産合計
---------------- = 予算対資産比率(年) ⇒ 3.37年
歳入合計
正味資産
---------------- = 予算対正味資産比率(年) ⇒ 2.07年
歳入合計
3 有形固定資産の行政目的別割合
有形固定資産の行政目的別割合を見ることにより、行政分野ごとの資産形成の比重を把握することができます。
有形固定資産の行政目的別割合

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