(2024年2月14日更新)
「伊万里市動物愛護及び管理に関する条例」について
近年、ペットブームで、飼われる動物の種類は増え、その飼い方(つきあい方)も多様化しています。
特に、犬やねこなどのペットは「家族の一員」、「人生のパートナー」として多くの家庭で飼われていますが、これまで本市においては、動物の愛護や適正な飼い方に関する条例はありませんでした。
このような中、一部のマナーの悪い飼い主や無責任な飼い主、また飼い主のいないねこへの無責任なえさやりで、ふん害、鳴き声、悪臭など、近隣住民が迷惑をする事例が増えてきました。
本市では、これらの問題を解決するため、原因者への指導や協力のお願いを行ってきましたが、その解決に困難を要している状況でした。
そこで、本市では、これらの問題解決を図り、「人と動物が調和・共生する社会の実現」をめざし、市民の動物の愛護意識の高揚を図るとともに、犬の飼い主に対する規制やねこへのえさやりなど、動物の飼養や管理に関し必要な事項を定めた「伊万里市動物の愛護及び管理に関する条例」を制定しました。
1.これまでの状況

2.条例の概要
それぞれの責任

愛護動物 |
法律では、牛、馬、豚、めん羊、やぎ、犬、ねこ、いえうさぎ、鶏、いえばと、あひるが具体的に規定されています。また、他にも「人が占有している動物で、ほ乳類、鳥類、は虫類」が規定されています。
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動物 |
条例では、一般的に家庭で飼われている動物としています。サルやイノシシ、トビなどの野生動物は含みません。
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飼い主 |
動物の所有者をはじめ、継続してえさを与えている人などを含みます。
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飼い主の義務など

3.たとえば・・・
野良ねこにえさを与えてはいけないのですか?
この条例で、動物にえさを与えることを禁止しているわけではありません。野良ねこに継続してえさを与えるのであれば、飼い主として、ふんなどの処理もその人が適切に行わなければいけません。
犬よりもねこに関する規定が甘いのでは?
犬に関しては、「伊万里市犬取締条例」の犬による危険防止のための条項を継承していますので、ねこに関する規定と比較した場合、厳しくなっています。
ねこを屋内で飼う理由は?
ねこについては、これまで放し飼いが主流でしたが、現在では、国、佐賀県ともに屋内での飼養管理を勧めています。屋内での飼養管理のメリットは、1 交通事故などの防止による長寿 2 けんか防止 3 望まない妊娠・不幸な命の発生防止 などが挙げられます。
野良ねこを減らすための有効な対策は?
家ねこの平均寿命が13~15年といわれるのに対して、野良ねこは2~3年といわれています。そのため、繁殖の機会を減らす取り組みを重点的に行えば、飼い主のいないねこを減らすことにつながると思われます。
不妊・去勢にともなう費用はいくらくらい?
ねこの不妊・去勢にかかる手術費用は、不妊で2万円、去勢で1万円程度といわれています。犬は、不妊で2万5千~3万円、去勢で1万5千~2万円程度といわれており、金額に差があるのは、犬の大きさなどによるものです。詳しくはお近くの動物病院などにおたずねください。
条例などのダウンロード
※ダウンロードには時間がかかるものがあります。
★伊万里市動物愛護及び管理に関する条例(PDF:163KB)
★伊万里市動物愛護及び管理に関する条例施行規則(PDF:139KB)