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食育活動を紹介


食育活動を紹介

自分で育てた野菜に興味津々

五感で楽しむ旬の野菜

 登園するとまず畑に行き、「花が咲いた」「トマトが赤くなったよ」と報告してくれる子どもたち。5月に苗を植え、毎日水をやって大事に育てた夏野菜が収穫期を迎えました。給食で「僕が作ったきゅうりが入ってる」と嬉しそうに食べています。

 *自分で育てた野菜はおいしいです

 栽培した夏野菜について、野菜ソムリエによる『野菜の話教室』を行いました。人間に備わる力について話を聞き、収穫した野菜を見て、触って、匂いを嗅いで、手で叩いて音を聞いて楽しみ、葉からも野菜の匂いがすることや、それぞれに音が違うことを知りました。最後は、野菜にチョコソースをつけて食べるチョコベジ。苦みがやわらぎ、野菜が苦手な子も生のピーマンやナスをいくつも食べていて驚きました。早速家庭で試してみた子もいて、家族で野菜を囲んでのすてきな時間が過ごせたようです。

 *きゅうり、なす、かぼちゃ、ほかにもいろいろ育てたよ

食育ワンポイント

健康に不可欠な野菜
 野菜は各種ビタミンの宝庫です。また、一般的には、カルシウムは牛乳や小魚から取るものだと思われていますが、野菜にもカルシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。さらに、野菜にたっぷり含まれる食物繊維は、健康の維持、特に生活習慣病の予防に重要な働きをしていることが明らかになっています。このように、野菜は、ビタミン、ミネラル、食物繊維など、健康に不可欠な栄養素の重要な供給源です。

2017年9月1日

地域ぐるみで楽しく学ぶ

『ふるさと先生』と食育

 園では、年に一度は『ふるさと先生』を招き、地域の方と一緒に楽しくクッキングをします。今年は、『さくらもち』作りに挑戦しました。食べたことはあっても作ったことはない子どもたちは作業に夢中で、出来上がりにも大喜び。

 *教わりながらおいしいさくらもちができました

 また、畑には夏野菜(きゅうり、なす、ピーマン、ミニトマト、おくら、かぼちゃ)がたくさん実ります。子どもたちは収穫をとても楽しみにしていて、収穫した後は給食の材料として使っています。野菜が苦手な子どもも、自分たちで育て収穫することで、苦手な野菜も進んで食べてみようという意識が高まり、給食が残ってしまうことはほとんどありません。これからも食育活動を通して、食への関心を深め、感謝の気持ちが持てる子どもに育ってくれることを願っています。

 *いろんな夏野菜を育てました

食育ワンポイント

暑さに負けない食事のポイント
 夏はさっぱりした冷たいものを食べたくなりますが、冷たいものの取り過ぎは体が冷え胃腸が弱まり、さらに食欲がなくなる悪循環に。夏バテ予防に効果がある栄養素、ビタミンB1はブドウ糖をエネルギーに変えて自律神経の働きを整え、疲労回復にも役立ちます。うなぎや豚肉などに含まれ、ニンニクやねぎと一緒に食べると効果的。無理のない運動をして食事も睡眠もしっかり取り、体調を整えましょう。

2017年8月1日

愛情いっぱいに育てて好き嫌いも克服

育てながら学ぶ食のありがたみ

 園では、毎月19日は食育の日として、年齢に合わせた食育に関する活動を行っています。主な活動としては、菜の花を育てて菜種油をしぼることや、夏野菜でのカレー作り、田植え・稲刈りをした米でのおにぎり作りなど、育てて調理し、食べるまでの工程を実践しています。

 *みんな上手に苗を植えていきます

 園で育てる夏野菜の一つにゴーヤがありますが、緑のカーテンとしても活用できることから、夏には欠かせないものとなっています。ゴーヤにはたくさんの水がいるので、朝・夕は年長児みんなで協力しながら水かけをします。
 ゴーヤが苦手な子どもも毎日世話をすることで愛着を感じ、食べてみたいと思うようになるようです。8月には夏野菜カレー作りがあります。どんなカレーが出来上がるのか、今から楽しみにしています。

 *毎日世話したゴーヤには愛着が湧きます

食育ワンポイント

夏野菜の王様ゴーヤの効能 
 ゴーヤには、夏バテ解消、美肌効果、胃腸を元気にするなどの効果があるほか、独特の苦み成分には疲労回復、食欲不振の解消、血糖値の低下など、夏に嬉しい効果がたくさん詰まっています。また、レモンの2~4倍ものビタミンC、牛乳の14倍ものカルシウム、セロリの30倍もの食物繊維など多彩な栄養素が含まれており、まさに夏野菜の王様。この夏はゴーヤで元気に乗り切りましょう。

2017年7月1日

栄養バランスを意識しながらの給食

食育ランチョンマットと夏野菜

 園の食育活動の取り組みとして、『食育ランチョンマット』を作りました。3つの栄養素(赤色はたんぱく質、黄色は炭水化物、緑色はビタミン)を3色に色分けしたマットに、子どもたちが描いたそれぞれの食材を貼り付け、思い思いのかわいらしいランチョンマットができあがりました。「今日の給食は、どの栄養かな。」と3つの栄養素をバランス良く取ることを意識しながら、好き嫌いせず何でも食べられる子どもになってほしいと願っています。

 *手作りの食育ランチョンマット

 また、園庭の奥にある広々とした畑に、夏野菜の苗を植えました。ミニトマト・ピーマン・なす・きゅうり・枝豆・かぼちゃなどの苗を年長児の子どもたちがせっせと植えました。毎日の水やりは『お当番さん』の仕事です。実りの夏をみんなで楽しみにしています。

 *毎日水やりをして、収穫まで大切に育てます

食育ワンポイント

主食・主菜・副菜をそろえてバランスの良い食事を
 バランスの良い食事は、主食・主菜・副菜をそろえることがポイントです。主食とはごはんやパンなど体のエネルギー源になるもの、主菜とは肉や魚などのたんぱく質を多く含み筋肉や血液の材料になるもの、副菜とは野菜や海藻などビタミンやミネラル・食物繊維が多く含まれ、体の調子を整えてくれるものです。食事をする時には献立にこの3つがそろっているか確認してみましょう。

2017年6月1日

自然の恵みを実感する食育

味覚の学びと夏野菜の苗植え

 4月、入園や進級したばかりの子どもたちに食育エプロンシアターをしました。子どもたちは絵が描かれたエプロンとお話に興味津々。今回は、味覚についての内容で、いろいろな食べ物の味や表現方法を学びました。

 *味覚について学んだ食育エプロンシアター

 「あめは甘いよね」、「レモンを見たら口が酸っぱくなった」などと、保育士とやり取りをしながら、楽しく学ぶことができました。 また、年長児は夏野菜の苗植えをしました。今回は、なす、ミニトマト、ピーマン、パセリを植えました。子どもたち自身で水やりなどをして大切に育て、収穫をしたらみんなで食べます。収穫の時期が今から待ち遠しいです。このような食育の取り組みを通じて園では、自然の恵みと生きものの命をいただいて生かされているということを、子どもたちに伝えていきたいと思います。
 *みんなで植えた夏野菜、早く大きくなるといいな

食育ワンポイント

春に植える野菜は初心者におすすめ 
 春に植える野菜は夏に収穫する実がなる野菜が多いので、収穫を楽しめるのが魅力の1つです。特に、プチトマトは初心者に育てやすく、リコピン、ビタミンなどの栄養を含んでいるので、大変おすすめです。苗を植える時期は、野菜によって違いますが4月~5月で、収穫時期は6月~10月頃。自分で育てることで、改めて自然の恵みを実感することができる野菜の苗植えに挑戦しませんか。

2017年5月1日