(2024年9月1日更新)
地域学校協働活動推進事業について
地社会的な背景として、学校が抱える課題の複雑化・困難化や、地域の教育力低下等にみられる地域の在り方の変化など、子どもたちを取り巻く教育環境が変化しています。こういった状況のなか、これからの時代を生き抜く子どもたちの育成のためには、学校だけで得られない知識・経験・能力の重要性が高まっています。
「地域学校協働活動」とは、地域の高齢者、保護者、PTA、NPO、民間企業、団体等の幅広い地域住民等の参画を得て、地域全体で子どもたちの学びや成長を支えるとともに、「学校を核とした地域づくり」を目指して、地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働して行うさまざまな活動です。
この活動を推進することにより、子どもたちの社会貢献意識、地域への愛着、コミュニケーション力及び学力の向上、教員の地域・社会への理解の促進、地域の教育力の向上、活動を通じた地域の課題解決や活性化など、子ども、学校、地域それぞれに対してさまざまな効果が期待できるものとなっています。
地域学校協働活動の推進体制について
地域学校協働活動推進員の配置、地域学校協働本部の設置
地域学校協働活動推進員とは、地域と学校の連絡調整、情報の共有、地域学校協働活動の企画・調整、地域ボランティアなど地域のみなさんへ学校との協働活動を呼びかけるなど、地域と学校の橋渡し役を担う方です。伊万里市教育委員会では、学校に理解があり、地域の実情にも詳しい方を地域学校協働活動推進員として委嘱し、地域に配置することで地域と学校の連携・協働体制づくりをすすめています。
また、より多くの幅の広い層の地域住民や団体等のみなさんに参画していただき、地域と学校の連携・協働を推進していくために、地域における緩やかなネットワークを形成する「地域学校協働本部」の設置に努めています。
本事業の重点課題や目標
近年の少子高齢化、連帯感の希薄化などによる地域社会の教育力低下が懸念されています。
また、教職員の時間外勤務が多く、教員の業務負担軽減が課題となっています。
地域住民の積極的な参画を促し協働化を進め、教員の負担軽減および地域社会の教育力向上を
目指します。