(2019年3月18日更新)
伊万里市再生可能エネルギービジョン
伊万里市再生可能エネルギービジョンは、地球温暖化,エネルギー資源の枯渇といった「地球環境問題」や「エネルギー問題」が深刻化していることを踏まえて、市域における再生可能エネルギーの普及・啓発を図るとともに、公共施設等へ再生可能エネルギーを積極的かつ率先して導入することにより、エネルギー構造の高度化等に向けた地域住民等の理解を促進することを目的として策定し、その方向性や目標及び向こう10年程度の間に取り組むべき具体的で実現可能な方策等を明らかにするものです。
伊万里市再生可能エネルギービジョンの詳細はこちらをご覧ください
https://www.city.imari.saga.jp/13793.htm(伊万里市HPの別ページにリンクしています)
調査・研究内容
重点プロジェクト1 公共施設BCPプロジェクト
本庁舎や伊万里公民館など12の施設についてエネルギー診断を行いました。また、災害等の避難施設等へのエネルギー供給を図るため太陽光発電設備と蓄電池設備の導入について検討を行いました。
○具体的な取り組み内容
・公共施設における設備管理・運転状況の確認
・公共施設の再エネ・蓄エネ・省エネ診断の実施
・公共施設の再エネ・蓄エネ・省エネ導入計画の研究
・事業性の検討
重点プロジェクト9 市民主体による環境学習プロジェクト(小水力発電プロジェクトを含む)
二里町炭山地区における環境学習プロジェクトを構築するため、棚田における小水力発電の導入について検討を行いました。
○具体的な取り組み内容
・二里町炭山地区における集落ワークショップの開催
・小水力発電設備計画の研究
・小水力発電事業化の検討
・「資源循環型コミュニティ創造プログラム」の検討
研究結果と今後の方向性について
重点プロジェクト1 公共施設BCPプロジェクト
12施設における太陽光発電設備と蓄電池設備の試算では、総額約3億9500万円の費用が必要となることが分かりました。
今後は、国の補助制度等を活用した施設の整備を目指していきます。

※ 費用の単位は千円、消費税を含まない
重点プロジェクト9 市民主体による環境学習プロジェクト(小水力発電プロジェクトを含む)
二里町炭山地区において5回のワークショップを行い、実際に小水力発電設備を設置しデモンストレーションを行いました。
今後は、二里町炭山地区と話し合いを進めながら、国の補助制度等を活用した小水力発電施設の導入を検討していきます。
また、伊万里市内には二里町炭山地区のほかにも環境学習に取り組まれている団体がありますので、これらの団体と連携して「資源循環型コミュニティ創造プログラム」の構築を推進していきます。
伊万里はちがめプラン
食資源循環を通じた数多くの環境活動に取り組まれています。
・生ごみ堆肥化活動 ・菜の花プロジェクト活動 ・環境保全啓発活動と環境学習の推進
伊万里はちがめプランのホームページはこちら
https://www.hachigame-plan.org
佐賀大学 海洋エネルギーセンター
海洋エネルギーを利用した研究を行う機関で、毎年夏には「オープンラボ」を開設し、研究内容を公開されています。
佐賀大学 海洋エネルギーセンターのホームページはこちら
http://www.ioes.saga-u.ac.jp
研究結果の詳細については、こちらをご確認ください。
平成30年度再生可能エネルギー等エネルギー構造高度化等に資する調査研究業務報告書.pdf(35278KB)