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食育活動を紹介


食育活動を紹介

春を感じる身近な『食』

野山の散歩は宝の山

  園では、子どもたちが心豊かに育つよう、身の周りの豊かな自然を生かした食育に取り組んでいます。園の周りは、自然がいっぱい。1日の生活の中で子どもたちが楽しみにしているのが、散歩です。

 *のびるをたくさん採ったよ

 どんなに寒くてもへっちゃら。「のびるをたくさん採ってきたよ」「これはね、ふきのとうっていうんだよ」「このつくし、かわいいでしょ」と、たくさんのお土産を抱えて元気に園に帰ってきます。そこで、ふきのとうやのびるは山菜みそに、つくしは卵とじにしました。身近に自生する山菜がおいしい料理に生まれ変わったことに驚きつつ、初めて味わう野山の恵みに春を感じた子どもたち。よもぎはゆでて、つきたてのお餅に混ぜ合わせ、卒園のお祝いのお餅として、皆さんに配りました。

 *自分たちで採ったよもぎで作るよもぎ餅は格別の味

食育ワンポイント

山菜狩りで食育と運動不足解消

 春の日ざしが心地よく感じる季節になりました。この季節の山野や道端、水辺などには、春を感じさせてくれる山菜がたくさん自生しています。わらびやぜんまいなど、アクが強くて苦みが多いものもありますが、苦み成分には、『冬の間にたまった身体の毒素を排出する効能がある』とも言われています。運動不足解消を兼ねて、山菜狩りに出かけてみませんか。

2017年4月1日

保護者と一緒に楽しいひととき

保育参観日とピザ作り

 園では、保育参観日に保護者と子どもが一緒に給食を食べています。1月28日の保育参観日では、子どもたちの食べる様子が家庭と違うことに驚いたり、感動したりして、みんなが笑顔のひとときを過ごしました。

 *みんなで食べる給食はおいしいね

 また、2月10日にピザ作りに挑戦しました。手作りの生地を伸ばし、ソースを縫っていろいろな具材をトッピング。具材が生地からはみ出したり、タワーのように積み上げたりする子もいて、みんな楽しそうでした。野菜をたっぷり入れたピザの焼き上がりは、まるでパン屋さんで焼いたもののよう。大きな口をあけてガブリ、あっという間に食べ終えました。年長組は、園最後の心に残る行事になりました。園での給食や食育の取り組みを家庭へ発信し、連携していくことで子どもたちの『豊かな心』と『生きる力』が大きく育つことを願っています。

 *思い思いのピザを作りました

食育ワンポイント

朝食にアツアツのピザはいかが
 朝食があまり入らないという若い方にもお勧めなのが、熱々のピザ。ピザ生地に使う小麦粉には、パワーの元となる炭水化物と良質な植物性タンパク質が含まれています。また、ソースに使うトマトはビタミンが豊富に含まれる野菜。チーズは良質な動物性タンパク質と吸収率の良いカルシウムがたっぷりです。朝食にピザを食べるだけでもバランスの良い栄養補給が出来ると言えます。

2017年3月1日

みんなで種から育てました

おいしいブロッコリーができたよ

 毎年夏野菜の収穫が終わると、園庭のプランターでブロッコリーを育てます。8月24日、みんなで種をまきました。大きさは、わずか2~3ミリ。小さいのでつかみ損ねて落としてしまう子どももいました。かなり真剣です。

 *小さかった種がこんなに大きくなりました

 数日後、「小さな芽が出ているよ」と一人が知らせに来ると、みんな急いで見に行き「本当だ」と声を上げて喜んでいました。それが今や、ソフトボールくらいの大きさにまで成長しています。大きくなったブロッコリーは、随時収穫して給食にして食べています。子どもたちは、小さな種から大きく成長するまでの過程を観察することができました。また、夏の水掛けや青虫取りなど、自分たちが世話をすることで野菜に対する抵抗感が無くなり、野菜が好きになる子どもが増えているようです。これからも、こうした食育活動を子どもたちと一緒に楽しみながら続けていきます。

 *みんなで「いただきまーす」

食育ワンポイント

ブロッコリーの驚くべき効果
 緑の野菜の代表格といえるブロッコリー。ブロッコリーには、たくさんの栄養素が含まれています。ビタミンAが多く含まれていて、かぜ予防に効果があります。また、ビタミンCも多く含まれていて美肌効果が期待できます。さらに、がん予防の効果がある栄養素も含まれているという優れもの。ただし、ゆで過ぎはビタミンCが壊れてしまうので注意しましょう。電子レンジで調理するのもいいですね。

2017年2月1日

自然豊かな海からの贈り物

塩作り体験を通して学んだこと

 波多津保育園は、目の前にいろは島が浮かぶ伊万里湾が見え、海と山に囲まれた自然豊かな土地にあります。自然の恵みを受け、地元で取れた豊かな食材で作られた給食を毎日食べ、子どもたちはすくすくと成長しています。


 *完成した塩を袋に詰めていきます

 11月24日の『和食の日』に、うどんの生地作りとだしの味比べを行いました。そのときに使った食材の生産現場を見るため、11月30日に園の年長児全員で波多津町の特産品であるいりこの工場と、『波浦の塩』が作られている波多津ふれあい広場を見学。塩作りの工場では、大きな釜で大量の塩水がぐつぐつと煮られていました。子どもたちは出来上がった塩の袋詰めの体験をし、日頃食べている塩がどのようにして出来るのかを知ることができました。この塩作り体験がきっかけとなり、日常の食を知るというだけでなく、地元の豊かさに気付くことができました。

 *塩がどうやって出来るかを知ることができました

食育ワンポイント

塩の知られざる効能
 新年を迎え、大人の方は飲酒の機会も多いと思います。飲み過ぎによる二日酔いは、肝臓がアルコールを分解できず、体にとって有害な物質『アセトアルデヒド』が体内に蓄積されることが原因です。そんなときは熱いお茶に塩を入れて飲んでみてください。塩茶が肝臓の働きを助けてくれ、二日酔いを早く解消してくれます。

2017年1月1日

収穫体験とクッキングを楽しむ食育

さつまいもで焼き芋会をしたよ

 6月に年長・年中組の子どもたちが、借りている畑に芋苗の植え付けをしました。初めて経験する子どもたちが多かったものの、地域のおばあちゃんたちから丁寧に教えてもらい、上手に植えることができました。

 *芋に付いている泥をしっかり洗い落とします

 10月、芋掘りをしました。夏の暑い盛りに、おばあちゃんたちがつる返しをしてくれたので、驚くほど大きな芋が出てきました。子どもたちは、掘るたびに歓声を上げ、泥んこになって芋掘りを楽しみました。10月31日、園庭で焼き芋会をしました。さつまいもを新聞紙で包み、ぬらしてからアルミホイルで包みました。自分たちで植え付けた芋を掘って、焼き芋の準備をしたことで、子どもたちは自給自足の大変さと楽しみに触れる経験ができました。これからも、作ってくれた人への感謝の気持ちを持てるような食育活動に取り組んでいきたいと思います。

 *たくさんのさつまいもを収穫しました

食育ワンポイント

『さつまいも』は皮ごと食べよう
 さつまいもには、豊富な食物繊維があるので便秘解消というイメージがありますが、他にもたくさんの効果があります。腸をきれいにして大腸がんを予防する効果や、ビタミンCが多く含まれているので皮膚や血管の老化を防ぐ効果。さらに、ビタミンB群はエネルギー代謝が良いのでダイエット効果が期待できます。これらの栄養素は、皮に多く含まれているため、皮も食べるとさらに効果的です。

2016年12月1日