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令和6年(2024) カブトガニ産卵観察の暦


令和6年(2024) カブトガニ産卵観察の暦
(2024年5月10日更新)
    国の天然記念物である「伊万里湾カブトガニ繁殖地(多々良海岸)」には、毎年、夏になるとカブトガニが産卵に訪れます。これまでに実施してきたカブトガニの産卵状況の調査結果から、多々良海岸でカブトガニが産卵する様子を観察できる日を予想しています。

 下記の産卵観察の暦を参考に、ぜひ生きた化石と呼ばれる「カブトガニ」とその産卵の様子をご覧ください。

 

【期待度  高 ← ◎ 〇 △ × → 低 

 月  日  曜日 満潮時刻  期待度

 備考

 

7月

 

 4

 7:48

21:12  
5  8:35

21:55

梅雨明けが早いと、この潮で多くの産卵が見られます。
6  9:19

22:33


 7

10:01 23:08

 

 8

10:41 23:42
9

11:19

 
10   0:14

11:55

 
11   0:45

12:32

 
12  1:17

13:10

 
 7月13日から17日は産卵の可能性が低い(予想)
18

 6:29

20:23

 

19

 7:23 21:06 梅雨が明けると、この潮にピークを迎えます。 

20

 8:13 21:45 〇/

21  8:59

22:23


満月 

22

 9:45 22:59
 
23

10:30

23:34
 

24

11:14

 

25

 0:10

11:59

◎/〇

26

 0:46

12:48

 

27

 1:24

13:42

〇/△
 

28

 2:06

14:48

 
7月29日から31日は産卵の可能性が低い(予想)
8月 1 6:47

20:31

 
2  7:44

21:09

△/〇 前の潮が雨の影響を受けると、この潮からピークを迎えます。 
8:32

21:42

 
9:14

22:12


 
 9:52 22:41

 
10:27

23:08

 
10:59

23:34


 
11:31

23:59


 
12:02

 
10  0:23

12:33

 
8月11日から19日は産卵の可能性が低い(予想)
20   9:35

22:29

例年だとこの潮が今年最後の産卵になるでしょう。 
21 10:18

23:02


22

11:02 23:34  

 

※下記のダウンロードリンクからこの暦はダウンロードできます。

 令和6年 産卵の暦.pdf(179KB)

観察のポイント

 カブトガニの産卵は、大潮を中心とした満潮時刻に、砂浜の満潮線付近の海中で行われます。海水温や海の塩分濃度の影響を受けるため、晴天で気温の高い日に多く産卵に訪れます。

 逆に悪天候による、波の荒い日は産卵に訪れません。 


伊万里市教育委員会からのお願い

 産卵の妨げとなるため、カブトガニに触れたり周囲で騒いだりしないで下さい。夜間の観察の場合には、不用意にライトを当てないでください。カブトガニ保護のために、やさしく静かに観察してください。

 また、既に産卵されたカブトガニの卵を踏んでしまったり、傷つけてしまうので、多々良海岸周辺の砂浜には入らないでください。


 国の宝であるカブトガニをこれからも大切に守り育てていくためにも、マナーを守って産卵のようすを見守ってください。

産卵の様子

カブトガニ産卵の様子