(2020年5月29日更新)
感染しても自覚症状が出ない場合がある新型コロナウイルス感染症は、避難所に多くの人が避難してきたときに、感染拡大の危険性が高まります。
事前に、感染症が拡大している状況での避難のあり方を知っておくことは、感染症の拡大防止につながります。
避難所の選択肢を増やす
新型コロナウイルス感染症の拡大が続いていても、土砂災害や川の氾濫などの危険が差し迫っている場合は、ためらわずに、安全な場所や指定避難所に避難してください。
避難所が過密状態になると、感染症の感染リスクが高まる場合もあります。
可能な場合には、安全な地域に住んでいる親戚や友人の家など、指定避難所以外の場所へ避難することを事前に検討しておきましょう。
住んでいる地域の危険個所を市のハザードマップなどで事前に確認して、自宅での安全確保ができる人は、感染を避けるため、指定避難所を利用せず、在宅避難を検討しましょう。
土砂災害や浸水の危険性が低い地域などの安全な場所で、一時的に車の中で過ごす車中泊も考えられます。
その場合は、定期的な運動や換気を行うなどに心がけましょう。
避難所で注意すること
避難所に入る場合は、体温計で検温するなど、体調を確認して、体調に不安があるときは、避難所の運営者に申し出てください。
※ 体温計やマスク、アルコール除菌剤は、各家庭で避難所に持参できるように、事前に備えておきましょう。
避難所へ避難してきたときは、断水などの影響がなければ、頻繁に手を洗い、マスクを着用するなどの咳エチケットを心がけましょう。
特に、多くの人が接触するドアノブなどに触れたときは、手洗いや消毒するなどして、感染症対策を徹底しましょう。
避難所では、避難者同士の間隔をできるだけ2メートル(最低でも1メートル)空けて、こまめに換気を行うよう心がけましょう。