(2008年6月10日更新)
伊万里町乙1 伊万里保育園内(伊万里駅より徒歩15分)
昭和48年(1973)7月20日指定
しだれ椋は、伊万里川の河畔にある伊万里保育園の敷地の西側にあります。この保育園の敷地には、江戸時代に佐賀藩の蔵があり、領民の年貢米などを入れていたと伝えられています。しだれ椋が、そのころに植えられたものとすると、推定樹齢は約300年になります。
樹高約25m、目通り幹回り(目線の高さでの幹回り)約4mです。地上から約10mほどまでは、ほぼ垂直に幹が伸びています。大枝からは多くの枝が、四方にゆるく傾斜しながら約3mほど張り、さらにその先端から小枝が、地面に向かって約7mほど垂れ下がっています。ムクノキの中でも、枝が垂れる樹形のものは、きわめて珍しい種類とされていますが、市内には南波多町原屋敷(はらやしき)地区に似た性質のムクノキがあります。秋になると、ほのかに甘い黒い小粒の実がなります。
※見学は、伊万里保育園TEL0955-23‐3261に許可を得てください。