4.0×15.5×8.6cm 1660年代
初期の鍋島に多い更紗文の皿です。七宝文を角に配して四角い区画を染付で描き、その中に赤・黄・緑の上絵を用いて菊花文を施しています。器面全体を覆う文様でありながら、明るく軽快な印象を与えるのは、染付と緑色の明るい色調が大部分を占め、愛らしい菊花の規則的なデザインのためでしょう。